化学研究自体多種多様である。 これらの研究を「研究のスタイル」で比べると、以下の三種類に分類できる。
1.単一化学研究分野:
単一研究分野内でとどまり、その研究分野内で技術的な進歩を目指す研究。
2.複合化学研究分野:
複数の研究分野の技術が連携して用いられ、より高度な研究を目指す複合研究。
3.オートノマス(自律型)化学研究分野:
ある目的を実現するために様々な技術や研究を行うが、研究課程での実施結果を様々な観点から判断し、更なる解決や展開を目指して様々な技術を自律連携して実施する。 即ち、様々な状況を判断し、決定を伴いつつ実施する総合的、且つ様々な研究分野を適時に組み合わせて実施する複合的研究である。
上記3ステージの研究の他、個々の研究や技術の実施に際しては自動化と自律化が適用される。 自動化は個別の技術に関する定常的なパターンにおける繰り返しや連続運転、作業の均一化等を目指して適用されるもので、上記3ステージの総てで適用、採用される。 自動化と自律化の違いは、周辺環境の変化への対応がある。 周辺環境の変化を認めず、常に一定の環境、条件下での技術適用を目指すのが自動化である。 これに対し、様々な環境変化を認め、この変化に対応しつつ様々な判断を行い連続的に技術を適用するのが自律化である。
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