「自律(知的、オートノマス)型研究」は湯田が提唱した研究の形です。これは、現在の「コンピュータ時代」における主要な研究スタイルである「自動型研究」がカバーできない研究内容を意味しています。
現在から今後は、徐々に「情報時代」へと移行しますが、この「情報時代」の基本はデータが総てを支配することであり、いわゆる多種多様な形でビッグデータが実用化されてきます。従って、情報時代はこのデータを活用することが重要で、コンピュータは情報処理のための道具として使われることになります。多種多様な形の情報の多くは、コンピュータが不得意とする「自律(知的、オートノマス)型」情報であり、コンピュータが得意とする「定型(一定、繰り返し)型」情報とは特性が全く異なります。このため、「情報時代」の作業形態は大きく「自動型と自律型」の二つに分けられます。業務を二種類の特性に従って分けることにより、多種多様の変化に富む業務を識別し、討論することが可能となります。
湯田が提唱した「自動型研究」と「自律型研究」への分類提案の最初の発表は、2022年の10月に開催されたCBI学会2022年大会で、フォーカストセッションでの講演とポスター発表でした。以下にリストいたします。
1. 湯田 浩太郎、「化学研究の「自動化」時代から、「自律型(オートノマス)」時代への進化と対応」、CBI学会2022年大会、東京、FS-05-3、(2022).
2. K. Yuta, “Proposal and
Outline of the ‘Autonomous Chemistry’ Research”, CBI Annual Meeting
2022, Tokyo, P03-11, (2022).
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